2001年07月18日

デルモニコ

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DELMONICO'S(デルモニコ)というレストランがあります。

1827年にニューヨークでヨーロッパから来る客をも招待できるような高級レストランとして開店しました。このへんのくだりはクマさんが嫌いなあのレストランが作られた背景と似ていますね。

長い歴史を持つレストランですから評判になったメニューも色々あります。有名なところではEGGS BENEDICT(エッグスベネディクト)お〜、てっきりこれはケイジャン料理だと思っていました。1920年代にデルモニコの上客だったラ・グランド・ベネディクト婦人がある日メニューを見て「な〜んも新しいメニューがないじゃないですかぁ〜」(デビ婦人風に)と不平を言ったところ、当時のシェフが即興で作ったのがこの料理だそうです。名前もベネディクト婦人からとってエッグスベネディクトとつけました。

この店で生まれ、客の名前を付けた料理ではCHICKEN A LA KING(チキンアラキング)というものもあります。鶏肉をクリームソースと一緒にパイ生地に詰めたこの料理は1880年代に当時の上客であったFOXHALL P KEENEさんの為に作られたそうです。キーンさんの名前をもじってキングになったんですね。

もう一品はLOBSTER NEWBURG(ロブスターニューバーグ)というロブスターをクリームソースで和えた料理です。これは元々LOBSTER WENBURG(ロブスターウェンバーグ)と呼ばれていました。ところが、この料理を作り出した上客のウェンバーグさん、何の理由かオーナーのデルモンコ氏と大げんかをしまして...「二度と来るかぁ、こんな店〜」「上等じゃい!出てけ出てけー」「おぅ、出てくわい!」「さぶ、塩だ、塩まいとけ!」となりました。ウェンバーグさんは追い出したもののロブスターウェンバーグの方は既に人気の料理になっていたので、メニューから取り除くこともできず、WENBURGのWとNを反対にしてNEWBURGと変えたそうです。後からそのことを知ったウェンバーグさんはなおさら怒ったでしょうねぇ〜

その他この店で作られて評判になった料理は、BAKED ALASKA(ベイクドアラスカ)というアイスクリームをスポンジ生地ではさみメレンゲで包み、高温のオーブンで表面だけ焼いたものや、POTATO DELMONICO(ポテトデルモニコ)というジャガイモをクリームとチーズでグラタン風に焼いたものなどがあります。

普通のレストランで名前の知れわたるような料理って作られても一品くらいですよね。これだけの名前が知れた料理を残してきたのは、歴史があるというだけでなく、それだけ腕のいい機転のきくシェフが働いてきたのでしょうね。

このデルモニコレストラン、ガイドブックなどにはあまり載っていませんが、ニューヨークのロワーマンハッタン(ウォール街とかシティーホールとかそのへんですね)と呼ばれる地区で今でも営業しています。

http://www.delmonicosny.com/
posted by コリスイン at 12:00| コリスケ